※本記事は2023年4月29日にCosmopolitanで掲載されました。
婚約者サム・アスガリとの子を妊娠したことを公表したばかりのブリトニー・スピアーズが、「周産期うつ」の“ものすごく恐ろしい”経験について、明らかにした。
ブリトニーはインスタグラムで、過去2回の妊娠中(2005年と2006年)には「女性たちが(妊娠中の)自分のメンタルヘルスについて口にすることはなかった」として、こう述べている。
「お腹に赤ちゃんがいる女性が、そうした泣き言や不満をいうのは危険なことだと考える人たちもいました」「ですが今では、女性たちは日々そういう話をしています」
ブリトニーは、痛みを隠す必要がなくなったことを歓迎しているよう。そして、今回の妊娠中に同じような症状が現れた場合の対策として、「毎日ヨガをする」ことに決めていると報告している。
イギリスの国民保健サービス(NHS)によると、周産期うつとは、妊娠中から出産後1年目までの間に発症するもの。NHSはウェブサイトで、このうつについて以下のように説明している。
「赤ちゃんを授かることは、最も刺激的で、嬉しい経験のひとつのはず。ですが、現実はそれとまったく異なる場合もあります」
「予想外の気持ちを抱くことに驚き、恐れを感じたりすることもあるかもしれません。出産によって疲れや不安を感じると同時に、母親になることによる突然の生活の変化によって、ショックを受けることもあります」
NHSはそのほか、ウェブサイトで周産期うつの兆候や症状を紹介している。「出産前に症状が出始め、産後2週間以上が経過してもこれらが続く場合、または産後1年以内にいずれかの症状が現れた場合には、周産期うつの可能性があります」と述べている。
周産期うつを発症していることを示す兆候には、以下のようなものがある。
- 悲しい気持ち、落ち込んだ気分が続く
- 楽しさを感じられず、より広い世界に対しての関心がなくなる
- 気力がなくなる、いつも疲れている
- 夜眠れない、日中に眠くなる
- 赤ちゃんとの絆を築くのが難しい
- 人と連絡を取ろうとしない
- 集中したり、決断したりすることが難しい
- 赤ちゃんを傷付けてしまうことなど、恐ろしい考えを持つ
NHSはさらに、周産期うつの症状は徐々に現れるため、発症していることに気付かない女性も多いと指摘。次のように付け加えている。
「周産期うつや不安障害は、孤独感やつらさ、恐怖感を伴うことがあります。ですが(それらに対しては)、サポートする体制も効果的な治療法もあります」
※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。また、この記事に記載されている内容は、医療の専門家のアドバイス、または診断に代わるものではありません。これらの症状について質問があれば、必ず担当医や有資格の医療従事者に助言を求めてください。
From COSMOPOLITAN UK