爆発的な人気を誇り、現在では世界的アーティストとなったK-POPグループ「BTS(防弾少年団)」。思わず口ずさみたくなる楽曲や圧巻のパフォーマンスで有名ですが、個性豊かなメンバーもBTSの魅力の一つ。その中でも、物静かだけど才能あふれるSUGA(シュガ)は、メンタルヘルスに関する話や、LGBTQ+を支持する姿勢を示したりと、社会の在り方についての発言が注目されてきました。
そこで今回は、そんなSUGAがインタビューで語った「男らしさ」に対する考えをお届けします。
メンバーの中でも人一倍シャイでボーっとしていることが多く、仕事以外では寝ていることが多いため、「おじいちゃん」と呼ばれているSUGA。しかし、そのプロデュース力やラップの実力は一流で、“天才”として一目置かれているそう。
実は人間心理や哲学、脳科学に関する勉強をしているそうで、自分の最終目標は心理カウンセラーの資格を取得することともラジオで語っています。
そんな思慮深いSUGAは、アメリカ版『Esquire』誌のインタビューで、「男らしさ」についての自身の見解を語りました。
「ある特定の特徴や感情でしか『男らしさ』を定義できないという風潮が、まだ根強いと思います。僕は、『男らしい』という表現が好きになれないんです。『男らしさ』って結局なんなんでしょうか? 」
「(男は強くあるべきだというイメージがありますが)コンディションって常に変わり続けるものじゃないですか。“弱い人間だ”と思われたくない一心で、弱っていても強がってしまう。特にメンタルが弱っているときは、体が弱っている時よりも、周りに言いにくかったり外に出しずらかったりしますよね。社会全体的に、メンタルヘルスに対する理解を深めるべきだと思うんです」
これを読んだファンからは、「言ってくれてありがとう」や「私も同じこと考えていた」など、たくさんの支持が!
社会や文化によって作られた「~らしさ」というイメージによって縛られるのが、息苦しく感じるのは、性別や国境を超えた、現代人の共通の悩みなのかもしれません。
「若者が直面する困難や偏見から守り、自分たちを貫く」というメッセージが込められて、銃弾から身を守るという意味の「防弾」を名前に入れたBTS。そんな彼らが、世界中に根強く残る偏見や先入観から守るために、どのようなメッセージを発信してくれるのか、これからも注目!
※この翻訳は抄訳です。
Translation: ARI