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YOORA KIM//GETTY IMAGES生理用品として便利な一方で、適切に使う必要がある「タンポン」。では、タンポンをつけたまま排尿(おしっこ)をすることは問題ないのでしょうか。医師によれば、タンポンを挿入した状態で排尿(おしっこ)をすること自体には「健康上の心配はない」とのこと。その理由を解説します。
cosmopolitan

タンポンをつけたままトイレをしても大丈夫?衛生面のリスクについて医師が解説

※本記事は2023年6月18日にCosmopolitanで掲載されました。

生理用品として便利な一方で、適切に使う必要がある「タンポン」。「TSS(トキシック症候群)」になるリスクがあるため、長時間つけっぱなしにしないことや性行為の前に取り外すこと、一度に1個しか入れないことなどが重要です。

では、タンポンをつけたまま排尿(おしっこ)をすることは問題ないのでしょうか。そんな疑問に、ラスベガスを拠点に不妊治療を専門とするシンディ・デューク医師が回答します。

タンポンをつけて排尿をしても大丈夫?

デューク医師によれば、タンポンを挿入した状態で排尿(おしっこ)をすること自体には「健康上の心配はない」とのこと。

経血はと尿は、それぞれ別のところから出てくるもの。タンポンは膣に挿入する一方で、尿は「尿道」という膀胱から尿を運ぶ管から排出されます。尿道は外陰部の上部付近にある小さな開口部で、膣口はそのすぐ下。そのため、タンポンを挿入した状態でも、尿の排出には影響がないと言います。

ただし、覚えておきたいことが一つ。

「タンポンをつけているかどうかにかかわらず、排尿(おしっこ)の後は必ず前から後ろに向かって拭くこと。これは肛門付近の細菌が尿路(あるいは尿道)にうつらないために重要です」

膀胱炎などを防ぐためにも、「前から後ろに拭く」を徹底しましょう。

タンポンをつけたまま排尿する際の衛生面のリスク

デューク医師によれば、尿路感染症にかかっていない場合には、タンポンをつけたまま排尿しても衛生上のリスクは少ないと言います。

「排尿の際にタンポンのひもに少量の尿がついたとしても、必ずしも感染症にかかるわけではありません。尿路感染症にかかっていないのであれば、通常の尿は無菌状態で、心配するような健康上の心配はないのです」
 

ひもが濡れることが気になるようであれば、トイレに行く度にタンポンをつけかえるという手もあります。また、タンポンをつけたまま排尿することに問題がなくても、長時間タンポンをつけたままでいることにはリスクがあることを覚えておきましょう。

タンポンはどれくらいで交換すべき?

「トキシック症候群(TSS)」などの感染症のリスクが高まるため、タンポンを8時間以上つけっぱなしにしてはいけません。4〜8時間ごとに交換し、出血が多いときや不快に感じるときには、より小まめに変えるようにしましょう。

「タンポンを長時間入れておくと、肌や膣の中に住む常在菌が過剰に増殖し、感染症を引き起こす可能性があります」

もしあなたがトイレに行くペースが4~8時間に1回という場合には、そのタイミングでタンポンを変えることが望ましいということ。

タンポンを清潔に保つための方法

大切なのは、清潔な手で扱うこと。デューク医師は「タンポンを挿入する前に必ず手を洗うこと」を推奨しています。また、必ず4〜8時間毎(あるいは、出血量によってはより頻繁に)交換することを覚えておきましょう。

※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto 
SEVENTEEN

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