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フェミニズム 韓国 本
ELLE

いま読んでおきたい、韓国フェミニズムエッセイ12選【2023年版】

※本記事は2023年3月1日にELLEで掲載されました。

2016年に起きた江南駅女性殺人事件を機に一気に加速した韓国でのフェミニズムムーブメント。運動の背景から真の平等、よりよい社会のために声を挙げる人たちの記録など、いまから勉強しても遅くないフェミニズムについて学べる韓国の書籍をピックアップ。3月8日の国際女性デーにあわせ、2023年最新版でお届け。

『差別はたいてい悪意のない人がする』キム・ジヘ著

¥1,760

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よくないと頭ではわかっていても、無意識のうちにしてしまう差別についてデータとともに考える一冊。性差別、LGBTQIA+、外国人、障がい者差別など、日々の生活の排除の種にハッとさせられる。真の多様性(ダイバーシティ)と平等とは? 韓国で16万部のベストセラー。

『薔薇はいいから議席をくれよ』キム・ジナ著

¥1,980

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タイトルから興味をそそられる『薔薇はいいから議席をくれよ』。女性議党を立ち上げ、「女性一人でも暮らしやすいソウル」をスローガンにソウル市長選に出馬したキム・ジナ著。

すべての公約を女性政策としてまとめ、「単身非婚女性」をターゲットにして臨んだ選挙の裏側を綴った内容。本のなかで言及されている邦題が生まれた理由にも注目。

『私は男でフェミニストです』チェ・スンボム著

¥1,870

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韓国の男子高校で教える男性教師によるフェミニズムエッセイ。母親の生き方などから見える男社会(ホモソーシャル)や弱者の生きづらさを男性であるからゆえ無自覚に享受している恩恵を通じてひも解き、さらに著者が教師として男子学生にフェミニズムを教える過程を描く。これからフェミニズムを学ぼうとしている人にもおすすめ。

『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』イ・ミンギョン著

¥1,785

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2016年にソウル・江南駅で起きた女性刺殺事件をきっかけに、韓国社会で可視化され始めた性差別の問題。『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』は、差別問題で苦しむ女性たちのための日常会話のマニュアル。世にはこびるミソジニーを身近な事例から解説し、自分たちのことばでできる対策を提案する。

声を上げることは自分を守ることにつながるから。

『ママにはならないことにしました 韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せ』チェ・ジウン著

¥1,980

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著者の姉が発した「ひとりくらい産んでみたらいいのに……」というひとことから、子供を産まないと決めた女性たちに話を聴くノンフィクション。子どもを持たずに生きる女性たちの悩みと幸せについて綴り、共感を呼んでいる。

『脱コルセット:到来した想像』イ・ミンギョン著

¥2,200

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タイトルにある“脱コルセット” とは、メイクや髪型、ハイヒールなどを通じた「女性はこうあるべき」という固定概念や、それを押しつける社会に抵抗する「女性らしさ」を拒否するフェミニズム運動のこと。

同書はそんな脱コルセットを実践している女性に対するインタビューをまとめた本。外見の“コルセット”から解放されてどうなったか、何に気がついたかなどについて語られる。

『女の子だから、男の子だからをなくす本』ユン・ウンジュ著

¥2,200

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「女の子だから」「男の子だから」という、誰もが一度は耳にしたことがある言葉。性別を通して私たちが日々押しつけられている常識を壊すための絵本。 具体的に解説し、言葉の呪縛から自由になるためにはどうしたらいいのか、カラフルで楽しいイラストとともに導く。子供から大人まで年齢関係なくおすすめ。

『フェミニストってわけじゃないけど、どこか感じる違和感について――言葉にならないモヤモヤを1つ1つ「全部」整理してみた』パク・ウンジ著

¥1,650

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「仕事」「家事」「結婚」をはじめ、女性が日々生きながら感じるモヤモヤした感覚をまとめた一冊。周囲の人による発言に対して抱く違和感や葛藤を著者が赤裸々に吐露する。きっと共感をもたらすはず。

『サハマンション』チョ・ナムジュ著

¥1,650

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お年寄り、女性、障がい者など社会的弱者やマイノリティーの暮らしに焦点を当てた小説。韓国で深刻化しつつある格差社会を描くディストピア小説。韓国フェミニズム文学ブームの先駆け的存在となった『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュ著。

『三十の反撃』ソン・ウォンピョン著

¥1,760

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BTSのメンバーであるRMやSUGAらが読んでいたことでも話題を呼び、韓国で売上100万部を突破した『アーモンド』の著者ソン・ウォンピョンの第二作目。

1988年生まれの30歳の女性が、社会の理不尽に翻弄されながらも人との出会いを通じて自分自身の生き方を手に入れていくストーリー。

『根のないフェミニズム フェミサイドに立ち向かったメガリアたち』キム・インミョン他7名著

¥1,980

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15年続いた韓国最大のポルノサイトであるソラネットを閉鎖に導いた、フェミニズム掲示板「メガリア」で活動した7人の女性たちによるリアル証言集。

日本にとっても他人事ではないフェミサイド、そして韓国の男尊女卑意識に一石を投じるミラーリング、ポストイット運動、脱コルセット運動などについても学ぶことができる。

『失われた賃金を求めて』イ・ミンギョン著

¥1,870

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性別の違いだけで生じる賃金、得られるチャンスや権利などの差にメスを入れる『失われた賃金を求めて』。賃金や就職活動など、性別間における差別について実際に企業や学校で起きた事例を多く取り上げ明らかにしていく。

既出の書籍『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』のイ・ミンギョン著。

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