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Denis Novikov / Getty Images周囲の評価に反して、「自分には才能なんてない」「自分は価値がない人間だ」などと考えてしまう――。実はそのような心理状態は「インポスター症候群」と呼ばれ、多くの女性たちを苦しめています。そこで本記事では、インポスター症候群を乗り越えた女性たちが語る「克服するためのヒント」をお届けします。
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どう向き合う?インポスター症候群を乗り越えた女性たちの体験談

※本記事は2023年3月3日にCosmopolitanで掲載されました。

周囲の評価に反して、「自分には才能なんてない」「自分は価値がない人間だ」などと考えてしまう――。実はそのような心理状態は「インポスター症候群」と呼ばれ、多くの女性たちを苦しめています。そのまま放っておくと自己肯定感を得ることができず、自らの可能性を狭めてしまうことに。

イギリスの大手銀行ナショナル・ウエストミンスター銀行が行った調査によると、起業を考えたことがある女性のうち、「自信がない」「自分には成功するだけの能力がない」と信じ込み、結局60%が起業を断念してしまうという結果が出たそう。

インポスター症候群はすぐに変えられるような症状ではないものの、ステップを踏むことで自信を取り戻し、自分の考えをハッキリ言えるようになるのだとか。

そこで本記事では、インポスター症候群を乗り越えた女性たちが語る「克服するためのヒント」をお届けします。

1.強いつながりがある女性コミュニティに入る

女性同士、お互いに助け合うことは大きな力になるもの。キャリア上のメンターや友人など、自分に影響力のある人が周囲にいることは安心感に繋がります。

「時間がかかりましたが、様々な悩みを相談できる女性が周囲に増えてきました」と語るのは、母親向けネットワーキングアプリ<Peanut>の共同設立者兼CEOのミシェル・ケネディさん。

「頭の中にこびりついた“自分はダメな存在だ”という声に打ち勝つためには、他の人に助けてもらうことが効果的です」

2.SNSのネガティブな影響を避ける

他人と比較してばかりいると、自分の目標に集中することができなくなり、可能性を発揮するチャンスも妨げられるもの。元アスリートであり、放送作家のエボニー・レインフォード・ブレントさんは「SNSは何の役にも立ちません」とピシャリ。

「他の人が自分よりうまくやっているのを見ると、ちょっとしたことをきっかけに自信を失ってしまうことも。ネガティブな影響を受ける性格なのであれば、SNSデトックスをすることもおすすめです」

3.自分を褒める

人は失敗したことをいつまでも悔やみ、成功した自分を褒めることを忘れがち。

ジャーナリスト兼作家のポーナ・ベルさんは、「誰かに褒められるたびに、逆に憂鬱な気持ちになりました。情けで褒められているような気がしていたからです」と自分の気持ちを解説。

「でも、今は違います。何かを達成したときには、少し時間をおいてから『一生懸命に取り組んだから、成功を喜ぶ資格がある!』と、自分に言い聞かせるようにしているんです」

4.自分を信じられないなら、他人を信じてみる

何かを頼まれたときやチャンスを得たときに「自分にはこんなハードルの高いことはできない」と、プレッシャーに感じたことはありませんか?

テレビ司会者のステイシー・ドゥーリーさんは「もしも、あなたに能力がないと思っているなら、人はあなたに何かを頼んだりしないのです」と説明。他の人があなたを信じているのだから、あなたも自分自身を信じてみて。

5.必要に応じてスキルアップをする

仕事やキャリアに自信が持てないなら、自分を納得させるためにも、スキルアップのために一歩踏み出してみて。

ナッツバター会社「Pip & Nut」の創業者であるピッパ・マレーさんは次のようにコメント。

「会社の創業初期のこと。財務を理解するため、中小企業向けの会計の夜間コースを受講しました。財務の専門家になりたかったわけではありませんが、情報や知識が増えたことで自信につながりました」

6.万能ではない自分のことも受け入れる

仕事でも家庭でも、あらゆる面で“完璧”でなければならないというプレッシャーを、常に感じている女性は多いもの。でも実際のところ、すべてにおいて“ベスト”な人なんて存在していません。

「苦手なことは受け入れ、得意なことには自信を持ってください」と、マレーさん。

「すべての分野の専門家である必要はないのです。このことを覚えておくと、とても気が楽になります。いつも100%ではないからといって無能というわけではありません。不足分を補うための方法は、メンターに相談すればいいだけですよ」

7.事実だけを言えばいい

ミーティングや打ち合わせをするときに、相手を傷つけたり気分を損ねないように物腰を柔らかくしなきゃ…と考えてしまう人も。必要のないシーンでも、「すみません」「…だといいのですが」などの言葉をクッションとして使ってしまっていませんか?

「相手は、そこまで気にしていないことが多いんです。だからあなたも、人の顔色をうかがって思ってもいないようなことを言わなくてもいいのです」

8.境界線を設ける

自分と同等の知識を持っている人、あるいはあなたよりも詳しくないのにも関わらず、見下したような言い方で物事を説明する人も世の中には存在しています。「マンスプレイニング(男性が女性を偏見によって軽視し上から目線で解説すること)」を目の当たりにした経験がある人も少なくないはず。

エボニー・レインフォード=ブレントさんは、このような時の対処法を次のようにアドバイス。

「最近やっと『私も知っていることでしたが、ご心配いただきありがとうございます 』と、皮肉を込めて返すことができるようになりました。自分に自信が持てるようになるまで、時間がかかりました。でも何か言われてもそこで相手と自分の間に境界線の設けることを学んだんです。おかげで、ちゃんと言い返すことができるようになりました」
 

9.他の女性をサポートする

他の女性の自信を高めることが、あなたの自信に繋がることもあります。

「誰かが自信を持つための手助けをすると、貢献を通して自己の成長や能力を理解することができます。また、他の女性をサポートすることは、あなた自身が向き合ってきた違和感やストレスから解放されるのにも役立つことがあります」

※この翻訳は、抄訳です。
Translation: 宮田華子
RED

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