乳がんの早期発見には、セルフチェックが必要とよく耳にします。乳がんのしこりはどんな感触ですか?また、「しこりのない乳がんがある」という話も聞きますが、この場合、発見するにはどうしたらいいのでしょうか。
乳がんの早期発見には、セルフチェックが必要とよく耳にします。乳がんのしこりはどんな感触ですか?また、「しこりのない乳がんがある」という話も聞きますが、この場合、発見するにはどうしたらいいのでしょうか。
セルフチェックは、乳房や腋の下にしこりがないか円を描くように触ってみて(つかむと、乳腺もしこりのように触れてしまうので)、さらに乳首まわりはやさしく「ピアノタッチ」でトントンと押してみましょう。
「しこりかどうかわからない」という声もよく聞きますが、乳腺の硬さや量は個人差がありますので過去の自分の状態と比べるのがベストです。さらに乳頭を押してみて、どろっとした血液状の分泌物がないかチェックを。
ある程度の大きさになるとエクボ状の凹みができることもあります。また、皮膚が赤くなったり、不自然に厚くなってみかんの皮のようになったりする特殊な乳がんもあるので、鏡で乳房の状態を確認する習慣もつけましょう。
症状のない乳がんに関しては、現在のところ血液検査での発見は不確実なため、定期的にマンモグラフィや超音波検査を受診することがとても大切です。男性の乳がんは非常に発生の割合が低く、患者数の1%以下となっています。
男性には検診がないので発見しづらい一方で、しこりがわかりやすいのでもし気になったらちゅうちょせず病院に相談することが大事です。
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東京女子大学現代文化学部言語文化学科英語専攻卒業、JALフライトアテンダントとして乗務ののち医師の道へ。女性の健康を守るため、乳腺外科医を志す。2008年日本医科大学医学部医学科 卒業し同年より昭和大学病院初期臨床研修、2010年より昭和大学病院乳腺外科勤務。ブレストセンターで年間100例以上 の手術に携わりながら高濃 度乳腺の研究を行う。シンガポールの政府系病院(シンガポール ジェネラルホスピタル病理部2011~2012年)での研究を経て、2018年 2月よりむらさき乳腺クリニック院長。 https://murasakibreastclinic.com/
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