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JULIE SEBADELHA / Getty Imagesfrance film festival cannes
Women's Health

メンタルヘルスについて語った7人の韓国スターたち

※本記事は2023年2月27日にWomen's Healthで掲載されました。

洗練されたメイク、派手な衣装、整ったソーシャルメディアのフィード、そして何百万人もの熱烈なファン。日本で、そして世界で大人気の韓国スターたちを、私たち一般人の一人として見ることは難しい。けれど、カーテンの裏側では、スターたちは社会的な圧力や個人的な葛藤、名声や世間の目に伴う問題に対処しなければならないこともしばしばあるようだ。

かつて韓国では、日本同様にメンタルヘルスについてオープンに語られることは稀だった。けれど、ここ最近の傾向は少し変わってきているようだ。多くの韓国スターがメンタルヘルスについて率直に話しはじめ、物事はゆっくりと、しかし確実に変わってきている。 そして、彼らが自分のメンタルヘルスについての葛藤を打ち明けることは、とても勇敢であり、すべてのフォロワーにとって力になることは間違いない。

ということで、今回はみんなの大好きな韓国スターが語ったメンタルヘルスの問題についてやその影響、そして対処法などをご紹介する。

TWICE

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Chung Sung-Jun / Getty Images

TWICEのメンバーのミナは、2019年7月に不安障害を患い活動を休止することを発表した。所属事務所は、ミナが舞台に立つことに対して極度の心理的な緊張状態と不安感を訴えていることを明かしたが、約7カ月間の休養期間を経て2020年2月に行われたライブで復帰している。

また、同じくメンバーであるジョンヨンがパニック障害と不安障害のため、2度目の活動休止をすると発表したのは2021年8月。

2019年のTimeのインタビューでは、TWICEのメンバー全員が時折“似たような不安”に対処していることを認めている。同インタビューでメンバーのダヒョンは「体の健康と心の健康は、メンバーが気をつけるべき最も重要なことよ 」とコメントした。

ヒョナ

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Han Myung-Gu / Getty Images

元Wonder Girls、4Minuteで、K-POPスターのヒョナことキム・ヒョナがインスタグラムで、うつ病と闘っていることを明かしたのは、2019年11月。

2016年に入院した際にうつ病とパニック障害と診断されたが、1年経ってから自分の病状と折り合いをつけることができたそう。

インスタグラムのポストでヒョナは、自分の精神的な健康について詳しく説明し、血管迷走神経性失神に苦しんでいたことも説明。本当は精神疾患を秘密にしたかったが、これ以上隠すことができなかったと明かしている。

彼女は「私は、勇気を出して元気でいようと思っている。人は完璧にはなれないと思うわ」と記した上で「今からでも遅くはないと思うの。私は自分を愛し、自分を大切にしようと思うわ。今のように勇気を持って正直に生きていくわ」とも語っている。

IU

france film festival cannes
LOIC VENANCE / Getty Images

シンガーソングライターのIUは、「国民の妹」「K-POPの恋人」、さらにはクリスマスイブに1億ウォンを寄付したことから「サンタクロース」など、様々な呼び名で親しまれている。そんな彼女の表向きな顔とは裏腹に、IUは2008年に15歳でデビューして以来、不安や自信喪失、特に摂食障害などと戦ってきたことをオープンにしている。

2014年のトークショー「Healing Camp, Aren’t You Happy in 2014」で、IUは自身の摂食障害について語った。彼女は、自分の人気や成功がいつ奪われてもおかしくないという不安感、自分への疑念や嫌悪感から過食症になったと打ち明け、自分の心が空っぽになったとき、自分を満たすために暴飲暴食をしてしまったと話した。一時期、IUは吐いてから食べて寝るだけの生活を送っていたとも語っている。

専門家に相談したり、周囲の人にアドバイスを求める、あるいは日記をつけるなど、心身の健康に気を配り、今も克服に励んでいる。ストレスがたまると食べてしまうので、まだ完全に解決したとは言えないが、治療を受けてからは、運動した後に食べる、毎日質の良い食事を楽しむなど、自分に課した新しい健康的な食事のルールを守ることができるようになったとも話している。

Red Velvet ウェンディー

inside the smtown coex artium of sm entertainment
Han Myung-Gu / Getty Images

「Mysterious Record Shop」のエピソードで、Red Velvetのウェンディは、自分が直面していた困難についてカウンセリングを受けたことを明かしている。

彼女は「プロモーションをしていると、休みがないのよ。私は自分の抱えている苦悩を表現してはいけないと思っていたの。自分のことを隠していたから、自分がわからなくなってしまったの」と語った。加えて「他人のことを心配し、自分のことに目を向けなかった。だけど、カウンセリングを受けることにしたわ」と話した。

BLACKPINK

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Dia Dipasupil / Getty Images

ローリングストーン誌のインタビューで、デビュー前のK-pop練習生としてのプレッシャーを語ったのは、BLACKPINK。所属事務所が提供してくれたメンタルヘルスのクラスやセラピーを受けたものの、それが役に立たなかったことを明かしている。

メンバーのジスは、「同じ悩みを持つ者同士、相談し合う方が良かった」とコメント。

また、ロゼは「もし辛いことがあったら、トイレに行って、思い切り泣いて、次のことに移っていたわ」と、辛かった時期を“自動操縦”に例えている。また「もう一度それをやれと言われたら、絶対にできない」と付け加えた。

「毎月、友人(練習生)たちは、強制的に帰国させられていたわ。ストレスが溜まっているの? ストレス? そんな感情は贅沢なものよ。大事なのはデビューすること」とジェニーは語り、「私たちは、ただ耐えてきたのよ」とコメント。

一方、リサは練習生時代、K-POPの厳しいシステムのため、アイドルになることをあきらめようと思ったことがあると告白。「タイにいる母に電話したら、あと1年頑張れ、頑張れと言われたの」と振り返っている。

BTS SUGA

celebrities at the los angeles lakers game
Allen Berezovsky / Getty Images

Kポップ業界の中でメンタルヘルスを支持する影響力がある1人が、BTSメンバーのSUGA。彼は、うつ病、社会不安、強迫性障害との闘いについて頻繁に発言し、精神的な闘いで孤独を感じている世界中のファンにエールを送っている。

例えば、2016年にリリースされた『Agust D』の中で、自身の精神的な葛藤を打ち明けたのは代表的な例。

また、2021年5月Rolling Stoneとのインタビューでは、SUGAは自身のメンタルヘルスについて、人々が黙って苦しみ、自分自身の中に留めておくのではなく、メンタルヘルスの苦悩を共有するよう促さなければならないと語っている。
 

エリック・ナム

韓国系アメリカ人のシンガーであるエリック・ナムは、アメリカから韓国に移り住み、自身のミュージシャンとしての旅をスタートした時は、決して楽なものではなかったと振り返っている。

「独立したミュージシャンになるまでの道のりは、本当に大変だった。セクシーに聞こえるし、クールにも聞こえる。でも、とても大変だった」とコメント。続けて「韓国で活動を始めたとき、精神的な苦痛が多かった。不安や鬱の症状に悩まされたよ」と付け加えている。

彼は自身の経験を通して、アジアのコミュニティにおけるメンタルヘルスのタブーを破るためのアプリ『マインドセット』の開発に踏み切った。異なるコミュニティのアーティストが1つのプラットフォームでメンタルヘルスについて話し合うことができる。

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