性交痛がある場合のクリニック治療って？【WeSAY監修 医師喜田直江先生にAsk！】

　性交痛や性交による出血は、誰にも言えず悩んでいる人が多い症状です。痛みはあるけれど最後までできる人、痛みが強くてそもそも挿入すらできない人など、痛みの感じ方は個人差があります。我慢していると性交渉に対して嫌悪感や恐怖心が生まれてしまい場合もありますので、早めに医師に相談しましょう。

　原因によって痛みを感じる部位は異なり、処女膜や膣の乾燥が原因の場合は膣の入り口付近、膣の乾燥や萎縮が進行すると入口部分のみならず膣壁にも痛みを感じることもあります。

　加齢による女性ホルモン低下により性交痛がある場合は、ホルモン補充療法（HRT）やレーザー治療が有効ですし、専用の潤滑ジェルの使用もおすすめしています。このジェルは、ストレスによる潤い不足にも効果があります。

　また、生まれつき処女膜が硬いため性交渉しても破れずに痛みが出てしまう処女膜強靭症の場合は、自費診療の日帰り手術がおすすめです。