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男性の更年期の実態は?【WeSAY監修 産婦人科教授・大須賀 穣先生にAsk!】

Question

男性の更年期は、どのくらいの割合の人が自覚するのでしょうか?またどのような症状がありますか?

Answer
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大須賀穣

東京大学大学院 医学系研究科 産婦人科学講座 教授

症状としてはほてりや汗、腰痛などの体の痛み、男性機能の低下、頻尿、そして意欲低下や鬱などのメンタルへの影響があります。

 

20歳の頃の男性ホルモンを100とすると、50歳では80~90、80歳ではさらに減少して70~80程度の割合になります。50歳くらいからゆっくりと下降線を描くのが一般的ですが、稀にがくんと下がることもあり、その場合「男性更年期」と診断されます。

 

ただし、女性の場合は多くの人が更年期の症状を実感しますが、男性で実感するのは少数派というのが大きく異なる部分です。男性で更年期と診断される人は約2%、可能性がある人は14%といわれ、女性の1/3程度です。病院を受診する人がかなり少ないのも特徴です。

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大須賀穣
東京大学大学院 医学系研究科 産婦人科学講座 教授

1985年東京大学医学部卒、医学博士。産婦人科医としての長年の経験をもとに女性のための包括的な健康支援の重要性を広く社会に訴えている。研究活動、教育活動にも力を入れており、多数の研究成果と優秀な産婦人科医の育成を通して日本の産婦人科医療の向上に努めている。多くの学会の役員、中央官庁委員としても女性の健康問題に取り組んでいる。2013年より現職。

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