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更年期の症状を和らげるために、20~30代からできることは?【WeSAY監修 産婦人科教授・大須賀 穣先生にAsk!】

Question

更年期の症状がひどくならないために、20代や30代などのうちからできることはありますか?

Answer
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大須賀穣

東京大学大学院 医学系研究科 産婦人科学講座 教授

 生活習慣や食習慣と、更年期症状の有無の関係性についての明らかなエビデンスはありません。ですが、更年期症状のある人は運動不足である傾向があり、偏った食事も影響すると考えられています。

 

 一般的に更年期症状が強い人は、ビタミンD、オメガ3脂肪酸、カルシウムが不足している場合があります。バランスの良い食事が大切ですが、難しい場合はサプリメントの摂取などを心がけることがおすすめです。

 

 また、太り過ぎも痩せすぎもNGなので、適正体重を目指して普段から体重計に乗る習慣をつけましょう。たばこは吸うよりは吸わないほうがベターですし、お酒も適量にとどめましょう。

 

 更年期症状が出てきてからいきなり生活習慣を変えるのは難しいので、若いうちから意識するのが良いでしょう。

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大須賀穣
東京大学大学院 医学系研究科 産婦人科学講座 教授

1985年東京大学医学部卒、医学博士。産婦人科医としての長年の経験をもとに女性のための包括的な健康支援の重要性を広く社会に訴えている。研究活動、教育活動にも力を入れており、多数の研究成果と優秀な産婦人科医の育成を通して日本の産婦人科医療の向上に努めている。多くの学会の役員、中央官庁委員としても女性の健康問題に取り組んでいる。2013年より現職。

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